優遇金利とは、各金融機関が顧客を獲得するために行っているサービス。近年は競争が激化し、全期間一律で店頭金利から1.5%マイナスという夢のような優遇金利も登場した。「注意したいのは優遇金利には、当初一定期間だけ安くする『当初期間優遇タイプ』。
こちらの場合、変動金利では6年目以降の適用金利が『フラット35』より高くなる可能性があるので、注意が必要です。
また、変動金利は家計に余裕がない人は避けたほうがいい。住宅を購入した当初、月々の返済でギリギリだとしたら、金利上昇時に家計は破綻してしまう。「固定金利より割安なぶん、貯金できるくらいの余裕がほしい。そして、低金利のうちに繰り上げ返済をする。それも期間短縮型ではなく、返済額軽減型にするのがコツ。あとで金利が上がっても、月々の返済額を低く抑えることができるから」。賢く利用すれば、変動金利はかなり得するローンといえる。
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